8月のカレンダー

1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

各月の日キラ

    GODZILLA/2014

メタキャットさんの公開日キラ

2014年
08月09日
22:10

GODZILLA/2014


ハリウッド版ゴジラ第二弾ですねヽ(゜▽、゜)ノぴかぴか(新しい)





GODZILLA





前回1998年に公開されたハリウッド版ゴジラの酷さたるや、もはや伝説のレベルでした(・ω・)

あまりの酷さに、その後のハリウッドにおける怪獣映画製作に悪影響を及ぼしたようです。

もっとも、興行的には成功していますが。

それに、最近は再評価の動きもあるとかなんとか(・ω・)?


でも、とりあえず、この再度のハリウッド版ゴジラに関しては、誰もが、第一作のような事になるんじゃないのか?と危惧したと思うのです。

しかし、それを払拭したのは、なんといっても、予告でしょう。

この↓予告を観れヽ(゜▽、゜)ノぴかぴか(新しい)
  ↓
  ↓
  ↓




この予告を見たら、「見たい!」と思うのが人情ってもんじゃないでしょうかヽ(゜▽、゜)ノぴかぴか(新しい)

ということで、先日観て参りました。

でもって、その感想なのですが、

「ネタバレなしでお願いします!」

って要望されたもんですから…(´Д`;)

ああ、そう。なるほど。





こ、これはまさかΣ(°Д°;)exclamation&question





で、

感想…というか、感じた事っていうか、

そりゃ、沢山ありますよ。

あれやらこれやら。と。


で、ですね、とりあえず、見始めた所からの、まだ、見終わる前に観ながら思った事ですが、

いやぁ、これは実に、まったく、なんというか、

見事に、怪獣映画ですねぇヽ(゜▽、゜)ノぴかぴか(新しい)

ええ、

前作のような、モンスターパニック映画とは違います。

今回のハリウッド版ゴジラは、間違いなく、

とっても素敵な、見事なまでの怪獣映画です!ヽ(゜▽、゜)ノ

まさに、ハリウッドが怪獣映画を作ると、こうなるんだ!

と、いう多くの期待をそのまんま、真正面から受けて立った感じのがぶりよつの怪獣映画ですヽ(゜▽、゜)ノぴかぴか(新しい)





ハリウッドの迫力!Σ(°Д°;)





でもって、

その上で、付け加えた感想を言えば、

こりゃ、表面はゴジラだけど、中身は、平成ガメラやな!

っていう感じです。

これは、そもそも、平成ガメラを観てないと、何いってんだかわかんないと思うのですが、

とりあえず、このゴジラ観る前に平成ガメラみておけ!って事でお許し下さい。

だって、そこを語るとネタバレ!になっちゃう感じだから(・ω・)あせあせ(飛び散る汗)



あと、さらにつけ加えるなら、

「ウム、アメリカ映画や!」

って事です。

日本では多分絶対無理な演出表現を、平気でガンガンやっています。

この多分絶対無理っていうのは、技術的な事ではなく、精神的な意味です。

そして、ここの所が、なんというか、

この映画は確かに、ゴジラシリーズの一端であり、ゴジラシリーズとしては、まったく正解、保守本流(・ω・)ではあるでしょうけど、

真のゴジラ、つまり、第一作のゴジラには至らない。

と言う所です。

ていうか、それを理解してもらうには第一作のゴジラ観ろ!としか言えないというか、言っても議論にもなりません(・ω・)



ちょっと脱線(・ω・)


そもそも論から話しましょう。

ゴジラって何?って所からです。

ゴジラは1954年に公開された日本映画です。

そして、1954年て、あーた。

私なんかが生まれる遥か彼方のお話しですよ(・∀・∩)


以来、ゴジラはシリーズとして脈々と作成され続けるわけです。

つまり、私なんかの場合、生まれた時からゴジラシリーズの何かに触発され続けたわけです。

ていうか、恐らく、私が生まれて初めて映画館で観た映画もゴジラシリーズの何かです。


ゴジラは私の人生と共に作品がつくられ続け、そして、私の次の世代なんかも平成ゴジラシリーズやミレニアムシリーズと共に成長して来たわけです。

言うなれば、ゴジラはある種、人生そのものヽ(゜▽、゜)ノとも言えるわけです。

「ヤマト」や「ガンダム」なんかより先に「ゴジラ」ありき!

というわけです。


そういう幼い時から接して来たゴジラに対して、実際の所、本当のゴジラって何か?っていうのにあたり、

1954年版のゴジラこそが、ゴジラだと知ったのは、

実に20歳も半ば過ぎてレンタルビデオ屋にて借りてからこそです。

そして時同じくして、

その頃宝島社が「怪獣学・入門」という書物を出した事も有り、その時はじめて、まっとうに怪獣映画とは何か?ついて考えた次第でもあります。


この二つと幼い時からの記憶、その間の人生経験、流入する知識等々

これらが合流して「ゴジラとは何か?」について、それなりの一つの矜持というのが形成されるわけです。


その矜持でいうところの、真のゴジラの姿といういのは、

つまるところ最初のゴジラこそであり、

この最初のゴジラ、映画技術的には今ではお話しにならないぐらい未熟、未発達ではありながら、ゴジラ作品としてのヒエラルキーにおいて依然最高作ではないかと思うのです。

ええ。

つまり、今作のゴジラも、ゴジラシリーズの中では、確かに「よくは出来ている」と断言しましょう。

1998公開版のハリウッドゴジラとは比較にならない程、見事に立派にゴジラです。

そこらの日本で作られたゴジラシリーズを軽く蹴倒すぐらいのゴジラです。

が、しかし、

だとしても、1954年のゴジラそのものには、やはり太刀打ち出来ない

と、このように思った次第です。


では、それは、どのような点なのか?

と、もっと具体的に詰めろというのであれば、

今作のゴジラにおいては、先にも書いたように、実にアメリカ人らしい演出が随所に使われており、そこは、ゴジラシリーズのオマージュだったり、いわゆるゴジラのテーマに対するリスペクトなのかもしれませんが、が、しかし、そこに関しては触れているのは良しとしても、ゴジラとしての解がないという事です。


というのは、結局1954年版のゴジラには、その当時の倫理観や、世相感というのが色濃く反映されており、それあってこそのゴジラへの問いが、そのまま解として見事に完結しているという事です。

え?

何を言っているのかわからないって?

ええ、まぁ、そうでしょうね(´Д`;)





これぞゴジラ!!





今作を私は「平成ガメラ」だと書きました。

じゃぁ、ガメラとゴジラの違いは何か?

あるいはゴジラとゴジラシリーズの違いは何か?とも言えるのでしょうか?

平成ガメラと引き比べての今作のゴジラの違いはなにか?

そういうのもあります。

それらは一つずつ突き詰めるなら、

つまるところそれは、

「日本人とは何か?」

「日本人とは何がどうして、そしてどうなっていくのか?」


ということであり、

まさに、怪獣映画とは国民性を映すなのだと思うのです。


そして、ハリウッド版のゴジラを観てこそ、私たちは、客観的な目でみて、あらためて日本って何なのか?

っていう哲学的な深淵なテーマすら見えて来るのです。





アメリカの兵隊さんは堂々と頑張るヽ(゜▽、゜)ノ





ええと、

何度も書きますが、今作のゴジラは実に見事にゴジラシリーズのゴジラそのまんまです。

ラストシーンなどは、幼き日みたゴジラ対メカゴジラをそのまんま再現させていると言えます。

ミレニアム版のゴジラvsメカゴジラとちゃいますよ(^▽^;)

沖縄返還時版のゴジラ対メカゴジラです。

そう、ゴジラシリーズといえども世相を反映するのです。

その意味でも、確かに、今回のゴジラも世相を反映させています。

だが、その解は、日本人的ではありません。アメリカ人的です。

日本人とは何かというのと同じぐらい、これがアメリカ人であるというのを思い知らさせてくれるのが今作の特徴でもあります。

いや、見事ヽ(゜▽、゜)ノぴかぴか(新しい)



だが、作品としては、まだ、越えられない1954年版のゴジラ。

いや、今回悟ったのは、もう二度と絶対1954年版のゴジラを越える事は、出来ないんだなという事です。



以下余談


ちなみに今作は例によってシリーズ化されるようですね(・ω・)

ゴジラは日本のキャラクターとして初めて、スーパーマンやスパイダーマンと並んで、何度も何度もハリウッドにてリメイクあるいはリブートされるのでしょう。

ああ、いい加減、ヤマトもガンダムもリメイク、リブートして欲しい。

エヴァはとっととリブートしているけどね(・ω・)


以上、長くなりましたが、本作のメタ的評価は

★★★★+ヽ(゜▽、゜)ノぴかぴか(新しい)

です(・ω・)

我ながら評価が厳しいのは、やっぱりそこは「矜持」があるからですかね?

他の映画の感想は、こちら⇒メタ的映画評価

コメント

1番~2番を表示

2014年
08月10日
09:25


仙台が壊滅してキングシーサーが出てくるのですか(^_^;)

2014年
08月10日
15:02

>ポコりる。Ⅵ型さんへ

それ、ガメラ2ですから!ヽ(゜▽、゜)ノ

1番~2番を表示