日 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
|
|
|
|
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13 |
14 |
15 |
16 |
17 |
18 |
19 |
20 |
21 |
22 |
23 |
24 |
25 |
26 |
27 |
28 |
29 |
30 |
31 |
メタキャットさんの公開日キラ
- 2015年
01月09日
23:16
-
「北の零年」を見ました。
吉永小百合さんが主演です。
それを渡辺謙、豊川悦司、柳葉敏郎、阿部サダヲ、香川照之など、誰が主役をはってもおかしくないといいう、演技上手な俳優たちが脇を固めています。
豪華ぁ!ヽ(゜▽、゜)ノ
北の零年
2004年の映画ですが、その時の吉永小百合さんは確か60歳近いんじゃないかと思います。
※公開時59歳/撮影時58歳か?
でもって、出だしは、小百合さん演じるところの「志乃」さんがひばりの声がする畳の部屋でうたた寝しているところから始まるのですが、いきなり吉永小百合さんのドアップです。
しかし、 40歳手前ぐらいにしか見えません。
うむ。さすが吉永小百合ヽ(゜▽、゜)ノ
なかなか期待を持たせての始まりです。
さて、映画のストーリーは明治なったばかりの頃、淡路島を支配する稲田家が北海道に移住して、開拓を頑張るというものです。
何故、稲田家が北海道に移住せねばならないことになったのかは、作中でサラリとしか触れていません。それも、ほとんど説明調の会話の中でだけです。
一応、簡単に言うと、淡路島は徳島藩に属していたわけですが、徳島とは仲悪かったわけです。でもって明治維新の時、徳島藩から分離独立したいと明治政府に求めていて、それが気に食わない徳島藩の家臣たちと斬り合いの事件を起こした。
明治政府はその事件を理由に淡路支配の稲田家に北海道に移住せよと命じたわけですね。
同時にそれが、淡路島が、徳島から兵庫に所属が移り今日に至っている理由だったりもします。
な、わけで、歴史好きにとってはちょっと面白そうなテーマを映画化したもんだなと興味は尽きません。
出だしに見せた美しき吉永小百合さんや豪華俳優陣にも期待しちゃうのですが…
…無駄に長くね?(´Д`;)
それが見終わった時の感想です(・ω・)
いや、長いかどうかは、面白ければ構わないと思うのですが…実際169分かぁ…3時間弱ですね…うむ長い…(´Д`;)
何がいけない?って、まとまりがないってところですかね(´Д`;)?
途中までは、まぁ、よかったわけですよ。
前半、稲田の殿様が来るのを期待して頑張るっていう感じなのに、いざ殿様が来たら、あっけなく「廃藩置県になってもう藩になるとかありえないし、帰る」みたいな感じで去ってしまったところまでは。
ただ、そこからいきなり「ええじゃないか」乱舞とか、
え?これは「史実に基づいているの?」とか疑念が湧いてしまいます。
それでも、志乃の旦那であるところの、渡辺謙演じる「小松原英明」が、泣きながら髷を切っちゃうあたりまでは、まだ説得力もありました。
ただ、これだと、主役はどっちかというと志乃というより小松原英明さんです。
ていうか、てっきり、それまで小松原英明さんメインの物語だと思っていました。
が、ここから、主役交代で、志乃さんになります。
というのも、小松原英明さん、札幌に行って帰らず。
残った志乃さんと娘の多恵ちゃんは、貧しい生活の中暮らしていきます。
小松原英明さんは裏切り者だとみんなにいじめられながらも必死に、父親の帰りを信じて待つ二人。
ある日、雪の中、救われた米国人に、牧場経営を学んで、数年後には自前の牧場を持つようになります。
そしたら、父親復活。
なんと、ここから小松原さんは悪役です。
帰ってこなかった理由もぐちぐち言うわけですが。
いまいち説得力ありません。
ていうか本当に裏切り者だったじゃん(・ω・)
そして、明治政府の役人として、志乃さんちの馬を奪おうとするわけですね。
そしたら、それを豊川悦司演じるマシリカが防ごうとして、結局捕まって連れ去られます。
馬の方は、マシリカの仲間のアイヌの人が逃したので、馬を奪いに来た小松原さんは仕方なく立ちさります。
志乃さんは、小松原さんが去ったあと娘さんや移民してきた開拓者たちと一緒に畑を耕すのですが、そこに、逃げた馬が戻ってきます。
それを見ながら娘の多恵ちゃんが志乃さんに「マシリカさん(も)帰ってきますよね」といって物語は終わりです。
無駄に感動的な壮大な音楽がエンドロールとともに流れます。
えーー(´Д`;)?
何が言いたかったわけ?
って感じです。
出だしの、 志乃さんがひばりの声がする部屋でうたた寝しているシーンとか、まったく何の伏線でもなかったんかい!?(´Д`;)
最初と最後ぐらいは合わせてもらいたかったなぁ。
ネットでの評判も奮いませんね。
ま、これじゃぁなぁ…(´Д`;)
せめてもの救いは、吉永小百合さんだけでない、主役級の豪華な俳優陣の上手な演技ぐらいですかね。
若い子も演じていますが、く、くさい(・ω・)
メタ的評価は★★−です。ヽ(゜▽、゜)ノ
⇒メタ的映画評価