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メタキャットさんの公開日キラ
- 2015年
01月11日
06:17
-
トランセンデンスを見ました。
主演はジョニー・デップ
トランセンデンス
ストーリーを簡単に説明すると、
ジョニー・ディップが演じるところの、天才的科学者「ウィル」が、ある時テロに撃たれます。
傷はかすり傷でしたが、ポロニウムという放射性物資を使った銃弾だったため、放射性中毒となり、余命1ヶ月となります。
奥さんのエヴリンは、ウィルが猿の意識をスーパーコンピューターに移植する実験に成功していることを知り、その技術をつかってウィルの意識をスーパーコンピューターに移植します。
その過程でウィルは亡くなりますが、移植された彼の意識はコンピューターの中で目覚めます。
そして…
という出だしですね(・ω・)
結局、人間対コンピューターみたいなお話しなるのですが、見ていて、すごくイラつくのは、物語に登場する人間側のエゴにですかね。
コンピューターに移植されたウィルは驚異の能力を手に入れます。ネットに繋がれ自我が拡散し、数々の新しい技術を生み出し、人々を助けるのですが、逆に人々はそれを恐れます。
コンピューターのウィルを恐れ、敵対する人間側の行動は攻撃的で理不尽の極みです。
そもそもウィルをテロした反テクノロジーグループは、科学技術の発展が人類を不幸にすると主張しウィルを殺害したわけですが、(それも放射性物資入りの弾丸で)そのテロに襲われたウィル以外の科学者たちや、FBIまでもウィルを倒すために、手を取り合います。
現実に人を殺しているグループと人を殺したこともないコンピューターとで、人を殺しているグループの方を選ぶという選択Σ(゚д゚;)
それに、ウィルを移植した奥さんのエヴリンすらも、ウィルを倒すために人間たちと手を組むのです。
実に理不尽(´Д`;)
なぜウィルをそこまで危険視するのか?
彼は何も悪いことはしていません。
むしろ怪我をしたり障害があったりする人間を驚異のナノテクノロジーで助けているだけです。
ただし、その際、各人をネットに接続させて、ウィルの意識下に置いてはいます。
さて、それをどうみなすか?
人間の自我を持った脅威のコンピューターが人間同士をナノマシンによってリンクさせ、いつでも自分の意思をその人間に作用させる。
怖いですかね?
恐怖ですかね?
作品はそういう人間側の視点を強く述べていますが、果たしてどうなんでしょうか?
要は、ウィルを「信じる」かどうかだったわけです。
スーパーコンピューターにアップロードされ、ネットに繋がり、あらゆる情報を入手したウィルの意識は、ある意味「神」の領域となっています。
ナノテクノロジーは素材からウィルの人間の肉体さえも蘇生させる。
そんなウィルの意識下に人を置くということは、争いも、悲しみも凌駕した、新たな領域に人類を押し上げるという事ではないでしょうか?
つまり人類そのもののトランセンデンス(超越)が可能だったわけです。
なのに、無知な人間はひたすら恐れ、不信がり彼を攻撃する。
そこにはウィルに対する「人権」意識はありません。
きょうび、イルカやオラウータンにも認められる人権が、コンピューターに移植された人間の自我には認められないのか?
なんというエゴイスティック。
かつ、ヒステリック。
作中では人は未知なものを恐れるという事が何度も語られますが、というより、これは一種の「差別」の問題だと思う次第です。
ウィルを恐れる人々は銃を持たない人も撃つ。目的のために暴力を辞さない。
彼らの言う正義は、世界は「ウィルに支配され、それ以外は生き残れなくなる」というものですが、むしろ、彼らこそ、自分らの主張を受け入れない者を「銃撃」し、抹殺しようとするのです。
人間は矛盾に満ちているから、論理的なコンピューターとの共存は無理だというようなセリフも出てきますが、
いやいや、人類をここまで進捗させたのは論理であり、知性だというのに、その否定を科学者が言うのはどうなの?と思う次第です。
もちろん、そういうツッコミを観客が感じるところまで計算しつくされた脚本であり演出かと思います。
お見事ヽ(゜▽、゜)ノ
結果的にウィルは妻のエヴリンの望みに従って、死に、ウィルを破壊するためのコンピューターウィルスによって世界中のネットとコンピューターは止まり、その後の人類は非常に不便な生活を余儀なくされるようになります。
その時、人類は果たして「反省」しているのか?
ウィルを殺したことを…。
トランセンデンスを拒否したことを…。
それは映画では語られていません。
見終わった後、ほろ苦い後味が残ります。
哲学的な良い映画だと思います。
でも、ネットでは酷評Σ(°Д°;)!?
何故だ〜〜〜┗(゜Д゜┗;)????
メタ的評価は★★★★−ですかね。
⇒メタ的映画評価
コメント
1番~1番を表示
01月11日
15:04
1:
ジョニー・デップかっこいい(*^ω^*)
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